思い出の生徒☆
「原体験」
予備校講師なら誰しも、
思い出に残る生徒はいる。
予備校講師2年目の時、
すごくできる生徒を担当した。
言われたことは何でもこなし、
在籍校や素質も良い。
100%受かると思っていた。
その子から、
泣きながら不合格の電話をもらった時、
体が硬直して動けなかった。
『僕以外の経験豊富な先生が担当していたら』
そんな考えが頭をよぎって、『辞めたい』本当にそう思った。
あれから時はたち、
今も僕は予備校講師を続けている。
「仕事で一番大切にしていることは?」
そう聞かれたら間違いなく、『生徒の結果』と答える。
おもしろい授業とか、
パフォーマンス授業とか、
感動する授業とか、
僕は一切捨てた。
『結果を出す』
その信念の裏には、
間違いなくあの生徒がいる。
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